真性女性化乳房の原因1【肝機能の低下】
健康な状態の男性でも、体内では微量の女性ホルモンが分泌されています。分泌された女性ホルモンは、通常は肝臓で分解されていますが、肝機能が低下すると充分に分解できず、体内の女性ホルモンが増加。女性化乳房が発症することがあります。
真性女性化乳房の原因2【ホルモンバランスの乱れ】
声変わり、体型変化など思春期または更年期は、ホルモンバランスが乱れがち。この時期は男性でも女性ホルモンが多く分泌されることがあります。それが通常のバランスよりはずれてしまった場合、女性化乳房になることがあります。
真性女性化乳房の原因3【薬の副作用】
薬による副作用でホルモン異常、ひいては女性化乳房になるケースも少なくありません。特殊な薬ではなく、一般的に処方される薬なので驚く方もいるでしょう。その一例が下記です。
- 高血圧の治療薬 (アダラート、ニフェジピン、アルダクトンAなど)
- 胃炎の治療薬 (ガスター、タガメットなど)
- 水虫の治療薬 (シゴキシンなど)
- 吐き気止めの薬 (イソニアジドなど)
- 水虫治療薬 (グリセオフルビンなど)
- 育毛剤 (プロペシアなど)
ご覧の通り、身近な薬がほとんどでしょう。これらの薬物を常用することにより体内に成分が蓄積し、ホルモンバランスに悪影響を及ぼす可能性があるのです。
真性女性化乳房の原因4【特発性】
偽性女性化乳房のような肥満が原因でもなければ、肝機能の低下、ホルモンバランスの乱れ、薬……このどれも当てはまらない。それが特発性の真性女性化乳房です。いわば原因不明ということですが、以外にもこの特発性による症状で苦しんでいる男性は少なくありません。
- 知恵まとめ
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- ホルモンバランスの乱れで、乳腺が発達
- 肝機能の低下で、女性ホルモン値が上昇
- 薬の副作用で、ホルモンバランスが乱れる