真性女性化乳房と偽性女性化乳房
女性化乳房は、肥満による『偽性女性化乳房』と、乳腺の発達による『真性女性化乳房』の2つのケースに分かれます。これらは症状こそ似ていますが、治療法は全く異なります。それぞれ詳しく見てみましょう。
乳腺の発達が原因の『真性女性化乳房』
ホルモンバランスの乱れなど、様々な原因で乳腺が発達してしまうのが真性女性化乳房です。この場合、ダイエットや胸部を鍛えるトレーニングをしても乳腺が小さくならないので、乳房は引き締まりません。
真性女性化乳房の要因
・ホルモンバランスの乱れ
・肝機能の低下
・薬の副作用
乳腺の切除、もしくは切除+脂肪吸引
真性女性化乳房の場合は、乳輪周辺や乳房下縁を5〜10センチ程度切開し、肥大化した乳腺を除去する乳腺切除法と呼ばれる手術を行います。所要時間は1時間程度。手術の翌日からでも日常生活に復帰することができます。
また、真性女性化乳房と偽性女性化乳房が混在している場合は、乳腺だけ摘出すると周りの脂肪との間に段差ができて、乳輪周辺がくぼんでしまうことがあります。このような場合、脂肪吸引との併用を提案することもあります。
肥満が原因の『偽性女性化乳房』
偽性女性化乳房は、肥満に起因することがほとんど。そのため、生まれつきではなく思春期以降から徐々に膨らんでいったケースが多いです。胸が女性のように膨らむと「何かの病気では!?」と、慌てる方が多いですが、ご心配に及ばず。ダイエットで治療できる症状です。ただし、体質的に胸部が痩せづらい場合は、脂肪吸引がおすすめです。
偽性女性化乳房の要因
・皮下脂肪の蓄積
・生まれつきの体質
ベイザー脂肪吸引で、胸の脂肪を除去
ダイエットで落としにくい胸部の膨らみには脂肪吸引が有効です。
胸についた脂肪を脂肪吸引で除去することで、男らしく引き締まった胸板に仕上げていきます。なお、脇の下から脂肪吸引するので、傷口が目立つことはありません。
こちらの手術も乳腺切除法と同様、所要時間は1時間程度。デスクワークのお仕事であれば、翌日から復帰しても問題ないでしょう。
また、一度ふくらんだ胸は、脂肪だけでなく皮膚も伸びています。そのため、皮膚を引き締めながら脂肪を除去できるベイザー脂肪吸引がおすすめです。
女性化乳房の施術・実際の症例について詳しくはこちらをご覧ください。
▷女性化乳房治療(男性の胸の膨らみ改善)
▷コラム「女性化乳房とは?【原因・治し方・保険との関係】」
- 知恵まとめ
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- 女性化乳房には、偽性と真性の2パターンがある
- 偽性女性化乳房は、ベイザー脂肪吸引でスッキリ
- 真性女性化乳房は、乳腺切除&脂肪吸引でスッキリ