診療録

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乳腺切除と脂肪吸引は両方必要? “混合型女性化乳房”の実例

乳腺切除と脂肪吸引は両方必要? “混合型女性化乳房”の実例

女性化乳房は、乳腺の発達が原因なら乳腺切除、脂肪の蓄積が原因なら脂肪吸引で、それぞれ治療を行います。では、両方を合併する“混合型”の場合はどうすれば良いのでしょう? とりあえず、どちらかだけでも治療すべきでしょうか? その解決策をご紹介します。

女性化乳房。中途半端な治療ではかえって不自然に

混合型の場合は、乳腺切除と脂肪吸引を両方行うのがベスト。「どちらか一方でも治療しておけば、少しはマシになるのでは?」と思われるかもしれませんが、中途半端な治療ではかえって胸の見た目を損なうことになります。では、両方きちんと行うことで、どれだけ美しくなるのでしょう? その成果をご覧ください。

肥満体型のため、胸の膨らみに悩んできた40代男性

最初にご紹介するのは40代の男性です。
小さいころから肥満体質だったそうで、長年胸部の膨らみに悩んできたとのこと。その原因をエコーで調べたところ、線維化した脂肪がしっかりついているだけでなく、乳腺も通常より発達していることが分かりました(男性の場合、乳腺の大きさは通常は5㎜以下なのですが、この方は2㎝でした)。以上から混合型女性化乳房と診断し、ベイザー脂肪吸引と乳腺切除を同時に行いました。
術前後の比較写真をご覧ください。
男性が気にされていた胸部のふくらみがすっきりと無くなっているのがお分かりいただけるかと思います。元々肥満体型の方だったので、ご本人としては脂肪吸引さえすれば良くなるとお考えになっていたようです。でも、乳腺切除をしなければ、ここまで平らにはなりません。乳輪部分だけがピンポン玉くらいの大きさにポコッと突起して、かえって奇異な印象を与えることでしょう。 男性 女性化乳房 症例 出典:大橋昌敬 脂肪吸引専門ブログ

胸周りだけ痩せられないと訴える、20代男性

続いてご紹介するのは23歳の男性です。現在は181cm、72kgとスリムな印象ですが、小さい頃は太っていてたのだとか。ダイエットを試みるも、胸から脇にかけてだけは痩せられず、胸の膨らみが気になってのご来院でした。
エコー検査の結果、皮下脂肪の蓄積と乳腺の発達を確認したので混合型の女性化乳房と診断。VASER脂肪吸引と乳腺切除の手術を行いました。その結果がこちらです。
男性 女性化乳房 症例 出典:中居弘一 脂肪吸引専門ブログ 女性化乳房 治療 乳腺 出典:中居弘一 脂肪吸引専門ブログ


ちなみに乳腺の大きさは
右が直径4cm×厚さ6.5mm
左が直径4cm×厚さ8.5mmでした。
皮下脂肪、乳腺が両方存在する女性化乳房の場合、乳腺の切除だけでは乳首が凹んでしまいますし、VASER脂肪吸引だけでは術後に乳首の直下に「コリコリ」とした乳腺が残ってしまいます。胸の見た目を美しく仕上げるには、ベイザー脂肪吸引と乳腺切除の両方を行うのが理想です。

当院では、仕上がりを第一に考えた治療プランを提案

乳腺を取り除くことも、脂肪を減らすことも、単なる手段にすぎません。女性化乳房治療の真の目的は、男性らしいフラットで自然な見た目の胸に仕上げること。私たちは、そこを目指してベストな方法をご提案しています。
胸の見た目を何とかしたい。本気でそう考えているなら、必ずや結果にご満足いただけるものと確信しています。

知恵まとめ
  • 混合型女性化乳房の場合、脂肪だけを取り除いても不自然な突起が残る
  • 混合型女性化乳房の場合、乳腺だけを取り除くと、乳首が凹んで不自然な印象に
  • 自然な仕上がりを第一に目指して、時には複数の施術を組み合わせることもありうる
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