診療録

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えっ、これも女性化乳房!? ~見た目では判断しにくい症例~

えっ、これも女性化乳房!? ~見た目では判断しにくい症例~

「女性化乳房」と聞くと、みなさんはどういった胸を想像しますか? 実際に数多くの症例を見てきた経験からしますと、全部が全部、「おっぱい」と呼べるような胸ではありません。外見だけではよく分からなくても、調べてみたらしっかり乳腺の発達が認められたというケースが、実は少なくないのです。 今回はそんなモニター症例をご紹介しましょう。

女性化乳房症例|モニターの紹介

モニタ―の方は、とても痩せた30歳代の男性でした。
ご相談の趣旨は、「乳輪の盛り上がりが気になる」というもの。
正面からだとさほど目立っていませんが、横から見ると確かに乳首のあたりが盛り上がっていることが分かります。
「え、どこが? 」と思われた方も少なくないのではないでしょうか。確かに、気にするほどではないわずかな盛り上がりに見えるかもしれません。しかし当事者にとっては、こうしたちょっとした違いの方がかえって気になってしまうもの。白いTシャツやYシャツ姿になるときなどは、特に神経質になってしまいます。 女性化乳房 症例 画像出典:樋口隆男 脂肪吸引専門ブログ

検査の結果、真性女性化乳房であることが判明

女性化乳房には、乳腺の発達が原因の真性女性化乳房と、脂肪の蓄積が原因の偽性女性化乳房があります。当院の場合、前者は乳腺の摘出手術で対応し、後者はベイザー脂肪吸引の適応となります。また、乳腺の発達と脂肪の蓄積の両方が認められる場合は、施術も両方行います。乳腺と脂肪、どちらか一方でも残ると、見た目をキレイに仕上げることができないからです。
さて、このモニターゲストの場合ですが、エコー検査で確認したところ、乳腺の発達が確認されました。よって真性女性化乳房と診断し、治療を開始しています。
手術では、乳輪周りを約2cmほど切開して乳腺を摘出しました。もし乳腺がそれ以上に大きければ、分割して摘出することも。このモニターの場合も、分割して摘出しました。乳腺は、膨らみが感じられることのない程度の十分量を、丁寧に摘出することを心がけます(乳頭が陥没しないように乳頭直下の乳腺は残します)。
術後の傷も目立たず、綺麗に仕上げることができました。 女性化乳房 真性 治療出典:樋口隆男 脂肪吸引専門ブログ

これって女性化乳房? 気になるのなら、まずは相談を

ご覧いただいたように、一口に女性化乳房と言っても、あからさまなケースばかりとは限りません。人からは「どうってことない」「気にするな」と言われるような症状でも、もしあなた自身が気になるのなら、躊躇(ちゅうちょ)せずにご相談にお越しください。
美の判断基準は、客観的な尺度で白黒つけられるような単純なものではありません。第三者から見れば些細なことでも、本人にとっては大問題ということは、間々あるのですから。気になるものは、やっぱり気になるのです。そんなみなさんの気持ちを受け止め悩みを解決することが、私たちの役割だと思っています。

知恵まとめ
  • パッと見気付かれにくい胸の膨らみも、本人には気になるもの
  • 乳腺の摘出は、乳首の輪郭に沿ったなるべく目立たない箇所を切開して行う
  • たとえ些細なことでも、もし気になるのなら気兼ねなくTHE CLINICに相談を
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