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診療録

  1. 女性化乳房手術後の過ごし方とケア
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女性化乳房手術後の過ごし方とケア

女性化乳房手術後の過ごし方とケア

女性化乳房の疑いがある、または手術を検討している方から寄せられた質問の中で多かった「手術後のケア」についてお答えします。治療は仕事との兼ね合いもあると思われますので、ダウンタイムや施術後の過ごし方など、ぜひ参考にしてください。

“真性”と“偽性”で異なる女性化乳房治療の違い

真性女性化乳房、偽性女性化乳房
[真性女性化乳房・偽性女性化乳房の違い]: 出典:THE CLINIC女性化乳房外来

過去のコラム「男性の胸が膨らむ【女性化乳房】真性・偽性の違い」で触れたように、女性化乳房には2種類あり、乳腺が発達したことが原因の真性女性化乳房と、肥満によってついた脂肪が原因の偽性女性化乳房、さらにその2つの混合タイプとに分かれます。どのタイプも乳房が膨らむ症状と見た目は同じですが、治療法が異なります。
真性女性化乳房は乳腺が発達するため、手術で乳腺を除去します。一方、偽性女性化乳房は、胸部に溜まった脂肪を脂肪吸引で取り除きます。混合タイプは乳腺の除去と脂肪吸引の両方を行います。

真性・偽性ともに術後2日目からの仕事復帰が可能

手術、仕事

女性化乳房のお悩み相談集で多いものに「手術のタイミングをいつにするか」と言うものがあります。真性・偽性どちらのケースも手術は1時間ほどで終わり、入院の必要はなく当日帰宅が可能です。初診とカウンセリング、施術の日程を調整すれば、最短1日で手術、帰宅もできます。施術を受けた方のほとんどは、手術翌日を1日休んで、その翌日から出勤しているようです。

術後のダウンタイムと傷痕について

真性女性化乳房、手術 偽性女性化乳房、脂肪吸引
[真性女性化乳房・偽性女性化乳房傷跡位置の違い]: 出典:THE CLINIC女性化乳房外来

真性・偽性で治療法は変わりますが、ダウンタイムは概ね同じです。真性の場合、小さなしこりなら乳頭の目立たない部分を、3センチ以上のしこりの場合は乳輪下を切開して乳腺を取り除きます。皮膚のシワや乳輪のカーブに沿って切開するので傷跡は目立ちません。また切開したからと言ってダウンタイムが長びくこともなく、傷の痛みが続くのは1週間程度、抜糸が終われば大分落ち着くでしょう。その後、内出血が2週間ほど続き、回復へと向かいます。
偽性の場合は、傷口が目立ちにくい脇の下からベイザー脂肪吸引を行います。術後は薬でコントロールできる範囲の筋肉痛のような痛みと腫れが1週間ほど続きます。これは硬縮と呼ばれる脂肪吸引した部位の皮膚が硬くなる状態で、何もしなくても自然と治ります。マッサージやストレッチを行うとより早く皮膚が修復され、回復が早まることも。硬縮と共にむくみと内出血が出ますが、2週間ほどで治まるでしょう。

術後の過ごし方とサポーターの使用について

次は術後の過ごし方についてです。施術当日から3日間はテーピングとサポーターを着用していただきます。これは患部を圧迫し、痛みや腫れ、むくみを抑える役割があり、術後4日目以降は着る必要はありません。乳腺切除をした場合は、1週間後に抜糸のために通院していただきます。術後は安静にしているより、多少動いた方が回復が早い傾向があるので、術後2日目以降は仕事をするなど動いても問題ありません。

知恵まとめ
  • ダウンタイムは2週間ほどで治まり、仕事復帰は術後2日目から可能
  • 真性女性化乳房は切開が伴うが傷跡は目立たず、ダウンタイムも1週間程度で治まる
  • 施術後3日間はサポーターの着用が望ましい。マッサージなどのセルフケアがおすすめ
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